今回はcanonicalタグとは何か?についてお話します。制作会社にお勤めの方であってもcanonicalタグは知らないという方もいらっしゃるかと思うので、Webの仕事に関わる全ての方にご覧になっていただきたい内容となっています。
canonicalタグとは?
canonicalタグはページの内容が重複している場合や、類似しているページがある場合にGoogleからの評価が分散しないように正規のURLをGoogleに伝える為のタグになります。
URLには
①www.有②www無し③https④http
などひとつのページに対してあらゆるURLが生成され、Googleからの評価が分散してしまうので、canonicalタグによってURLの正規化を行う必要があるのです。
<link rel=”canonical” href=”正規ページURL”>
canonicalタグで設定するよりも301リダイレクトをおすすめ
canonicalタグでURLの正規化をするよりも301リダイレクトでの正規化をおすすめします。301リダイレクトでの正規化をおすすめする理由としては、ユーザーがクリックして閲覧するページは自動的にリダイレクトし、正規化されているURLに移動させるので、そのページをリンクとして外部に貼った際も正しいURLが貼られることとなり、より間違いのない正規化をすることが出来る為です。
canonicalの設定方法
AとBのサイトがあった場合に
A:https:〇〇.com/正規
Bhttps:〇〇.com/重複
重複しているページ側に下記canonicalタグを<head>内に記述します。
<link rel=”canonical” href=”正規ページURL”>
自己参照canonical設定方法
A:https:〇〇.com/正規
▼Aページ内に自ぺージへのcanonicalタグを<head>内に設定
<link rel=”canonical” href=”https:〇〇.com/正規”>
自己ページにもcanonicalタグを設定することで外部にリンクを貼られ、不要なパラメータが付与されてしまった場合でも正しくAページが評価されるようになります。
canonicalタグの注意点
canonicalタグの設定を間違えてしまうと正しい評価が得られなくなってしまいます。canonicalタグのミスであり得るケースは、サイトURLを変更してcanonicalタグの箇所は過去のURLに向けられてしまっているケースや、ページネーションのあるそれぞれのページのcanonicalタグが1ページ目にまとめられてしまっているなどの間違いがケースがあります。
canonical設定まとめ
有益な rel=canonical 指定を行うには:重複ページの本文コンテンツのほとんどが canonical ページにもあることを確認する。
rel=canonical の指定は1ページで1つとし、かつページの <head> タグ内で指定する。
rel=canonical のリンク先が、有効なコンテンツが含まれている URL であること(404 やソフト 404 ではないこと)を確かめる。
特集記事が検索結果に表示させたい URL と見なされてしまうため、ランディング ページまたはカテゴリ ページで特集記事への rel=canonical リンクを指定することは避ける。
https://webmaster-ja.googleblog.com/2013/05/5-common-mistakes-with-relcanonical.html
まとめ-canonicalタグ
いかがでしたでしょうか。今回はcanonicalタグについてご紹介いたしました。基本的に複数のURLが生成される場合には301リダイレクトを使用し、基本的には301リダイレクトが使用できない特殊な環境下ではcanonicalを設定するようにしましょう。