今回はペンギンアップデートについて説明いたします。
Googleによる検索アルゴリズムのアップデート
みなさんが何気なく検索に用いるGoogleですが、実は同じワードを検索したとしてもいつも同じ検索結果が表示されるわけではないということをご存知ですか。
Googleはユーザーの利便性向上のために日々検索アルゴリズムを改良してユーザーにより良い情報を提供するよう努力しているのです。
その検索アルゴリズムのアップデートは大きく分けて「ペンギンアップデート」と「パンダアップデート」の2つがあります。
今回はそのうちの1つである「ペンギンアップデート」に関して解説していきます。
ペンギンアップデートについて
さてそれでは本題の「ペンギンアップデート」の解説に入っていきましょう。
ペンギンアップデートとは「外部リンクの取り締まり」を行うアップデートのことをいいます。
ペンギンアップデートの詳細な説明に入る前にGoogleの検索アルゴリズムの仕組みについて説明します。
Googleの検索アルゴリズムの仕組み
Googleの検索結果は適当に表示されているわけではありません。
Googleがユーザーに対して有益な情報を提供している考えるページを優先的に表示させているのです。
ではGoogleはどのようにそれを判断しているのでしょうか。
答えは「そのページのリンクがどれだけ他のサイトに貼られているか」で判断しています。
これは論文を執筆するときの例だと分かりやすいのでその例をもとに考えてみます。
書籍や他の論文を適宜引用しながら自説の妥当性を示したりすると思います。
その際にある論文が他の数多くの論文に引用されているとどうでしょうか。
その論文は多くの場面で有益な情報を提供していると考えることができるはずです。
ここで検索アルゴリズムの話に戻りますが、あるサイトのリンクが他のサイトに貼り付けられているとしたらどうでしょう。
他のサイトはそのサイトの情報を引用しながら記事なりコラムなりを作成しているはずで、そこで引用つまりここではそのサイトのリンクが他サイトに貼られれば貼られるほど有益性が高いと分かります。
そのような考えからGoogleでは他のサイトに貼られているリンク数が多いものを優先的に表示させているのです。
なお、他のサイトに貼られているあるサイトのリンクのことを「被リンク」と呼び、その検索アルゴリズムのことを「PageRank」といいます。
PageRankは悪用される恐れあり
Googleの検索アルゴリズムのコアになるのがいま説明しましたPageRankです。
しかしこのPageRankを悪用して順位操作をする輩が現れ始めました。
PageRankでは被リンク数が順位を決めるので、無料のリンク集などをたくさん作ってそこにリンクを貼ることによって被リンクの数を増やすといったPageRankの特徴を逆手に取り順位を上げようといったことがありました。
これはかつてのSEOの主流であったやり方です。
それが横行すると本来であれば上位に表示されるページはユーザーにとって有益な情報を与えるものでなくてはならないのに、品質が低くユーザーに大した情報を与えないページが上位表示されるようになってしまったのです。
ですからそのよう背景もあってGoogleは検索アルゴリズムの改良を積極的に行うようになっていったのです。
ペンギンアップデートとは何か?
ここでようやく「ペンギンアップデート」が登場します。
ペンギンアップデートとはそのような被リンクの数を操作して検索順位を乱す工作を排除するための取り組みのことをいいます。
ペンギンアップデートでの規制の対象となるのはそのようにダミーのサイトを作って被リンクの数を増やしているサイトです。
このペンギンアップデートに引っかかるとペナルティーとして検索結果の順位が下がります。
ですから、意図的に被リンクの数を増やすやり方はGoogleからの評価を落とすことになるので避けた方が良いでしょう。
まとめ
今回の記事では「ペンギンアップデート」について解説しました。
意図的に被リンクの数を増やすとGoogleからの評価が落ちてそれに伴い検索順位も下がっていきます。
ですから検索順位を上げたい場合でもそのようなことをするとかえって逆効果になるので絶対にやめましょう。