皆さんクロールバジェットという言葉を聞いたことがありますでしょうか。クロールバジェットはSEO用語の中でもマイナーな用語なのですが、SEOに携わる方であれば覚えるようにしましょう。
クロールバジェットとは
Googleがサイトごとに決定しているクローリングするページ数や時間のことを指します。
質の高いサイト、ページランクが高いサイトほどクロールバジェットが多く割り当てられ、多くクロールをしてもらうことができるため正しい評価を得ることができます。
クロールしてもらいやすいサイトとは?
訪問者数が多く、人気度の高いサイトはクロールしてもらえる確率、頻度は高くなります。
逆に価値の低いサイトというのはクロールバジェットに悪影響を及ぼします。
・ファセット ナビゲーションとセッション ID
・サイト内の重複コンテンツ
・ソフトエラー ページ
・ハッキングされたページ
・無限のスペースとプロキシ
・質の低いコンテンツやスパム コンテンツ
こちらがクロールバジェットに悪影響を及ぼすものになります。
サイトスピードをあげると、クロールバジェットに良い影響を与える
サイトスピードをあげることによって、ユーザーの利便性があがるだけではなく、クロールの速度もあげることができます。逆にサイトスピードが遅いサイトはクロールバジェットに悪影響を及ぼすことになります。
クロールはランキングに影響する?
クロール自体はランキングの順位上昇には影響しません。しかし、クローラーが回らなければ検索エンジンにヒットするようにはならない為、正しくクローラーにまわってもらえるようにしなくてはなりません。
nofollowはクロールバジェットに影響するのか?
nofollowを付与してリンクを貼った場合には、クロールはまわりませんが、他のサイトからnofollowを付与されることなくリンクが貼られればクロールされる可能性があります。
クロールバジェットに関するGOOGLE公式情報
https://webmaster-ja.googleblog.com/2017/01/what-crawl-budget-means-for-googlebot.html
クロールバジェットまとめ
大規模なサイト以外はクロールバジェットを気にする必要がないと公式では発表していますが、実際には、クロールをまわりやすいサイト作成することは大事になります。
wordpressでの設定や、サイトをオープンしているのにも関わらずに、テスト段階で設定していたクロール制御の為の設定がなされていたままだと、インデックスされることがありません。
クロールまわりの知識をつけるのも、SEO担当者には必要ではないでしょうか?
実際に、サイトをオープンしているのに、検索エンジンに引っかからないという事案を過去に遭遇したことがあり、まさにクローラーが回らないように制御されたままになっていた事がありました。
クローラーに関わらず、SEOに関する知識をしっかりつけなければ、まさかの事態になってしまうこともあるので注意が必要です。