Google広告を運用されたことがある方であれば品質スコアがあがることはいいことだと理解されているかと思います。今回は実際に品質スコアをあげる方法についてご説明いたします。
品質スコアとは?
広告やキーワード、ランディングページの品質を表す指標になります。
品質スコアがあがるとどうなる?
入札単価を抑えつつ、広告の掲載順位をあげることができます。
品質スコアは何点満点?
品質スコアは1点~10点で採点されます。
品質スコアの確認方法
左メニューのキーワードをクリック、調べたいキーワードのステータスにオンマウスすると表示されます。
表示される項目の例)
品質スコア
7/10
推定クリック率
平均より上
広告の関連性
平均より上
ランディング ページの利便性
平均より下
品質スコアの要素とは?
推定クリック率
広告の関連性
ランディングページの利便性
▼推定クリック率
広告の過去のクリック数とインプレッション数の影響を受けます
▼広告の関連性
広告テキストとユーザーが検索したキーワードの関連性
▼ランディングページの利便性
ランディングページの質の高さが関係します
ランディングページの利便性をあげる方法
具体的にランディングページの利便性をあげる方法について説明します。GoogleはSEOも然りすべてのアルゴリズムの詳細を公開していませんので、過去の経験を踏まえ可能性が高いもの、憶測である要素もご紹介いたします。
キーワード出現率はランディングページの利便性と関係するのか?
設定したキーワードがランディング ページや広告とどの程度関連性があるか調べるには、品質スコアを確認します。https://support.google.com/google-ads/answer/2454010
「キーワードがランディングページとどの程度関連性があるか」というGoogleの説明が重要になります。
設定しているキーワードと、ランディングページに関連を持たせる必要があるといえます。
すなわち、広告にだしているキーワードがランディングページ内に含まれていれば少なからず関連性があるといえます。サイトの質はもちろんのことキーワード出現率も影響する可能性が非常に高いのではないかと推測されます。
ランディングページにはキーワードを含める
ランディングページの利便性というのは機械が算出するものですので、こういったランディングページの対策もするべきでしょう。
【結論】
ランディングページの利便性をあげる為にページ内にキーワードを含める。
【キーワードを含める場所】
h1・コンテンツ内・alt・タイトル。
関連性が高く、有用で独創的なコンテンツを提供するランディング ページが広告文とキーワードに直接関連していることを確認します。https://support.google.com/google-ads/answer/2404197?hl=ja
サイトスピードをあげる
品質が高い広告の例
ユーザーが Google で「男性用 ストライプ 靴下」と検索した結果、お客様の広告が表示されます(お客様の広告に [ストライプ 靴下] というキーワードが含まれているため)。
ユーザーがこの広告をクリックすると、お客様のウェブサイトの「男性用ストライプ柄靴下」というページにアクセスします。このページはすぐに読み込まれ、ユーザーは簡単に利用できます。
ユーザーはストライプの靴下を数足購入します。 https://support.google.com/google-ads/answer/7050591
「このページはすぐに読み込まれ」という部分もランディングページの利便性をあげる為の方法を知る重要な一文になります。すなわちサイトスピードをあげることがランディングページの利便性をあげるコツになります。
AMP化も検討する
サイトスピード改善の為にAMPを導入するのも良いとしています。
ランディング ページの利便性改善方法-Google資料
手順
ランディング ページの利便性を改善するには、以下のいずれか、またはすべての手順を行います。関連性が高く、有用で独創的なコンテンツを提供するランディング ページが広告文とキーワードに直接関連していることを確認します。
特定の商品を探しているユーザーには具体的なコンテンツを表示: スポーツカーの広告をクリックしたユーザーに、自動車のモデルや年式の一覧を表示しても意味がない
商品を見比べたいユーザーには一般的なコンテンツを表示: デジタルカメラを物色しているユーザーに、特定の機種のページを表示しても喜ばれない
ランディング ページには、宣伝する商品やサービスについての有益な情報を掲載します。
できるだけ、他のサイトにはない便利な機能やコンテンツを追加します。
ビジネスの透明性を確保し、サイトの信頼性を高めるビジネス情報を公開し、業務内容を明確に説明します。
商品やサービスの説明をしてから、フォームへの記入を依頼します。
訪問者が店舗や会社の連絡先情報をすぐに見つけられるようにします。
ユーザーに個人情報の入力を求める場合は、その理由と目的を明確に伝えます。
広告などのスポンサー リンクは、ウェブサイトの他のコンテンツと区別します。
モバイル端末やパソコンで簡単に操作できるようにするユーザーが情報を見つけやすいように、ページの構成とデザインを考えます。
広告で紹介した商品を、ユーザーが簡単に注文できるようにします。
サイト内で移動の邪魔になるポップアップその他の機能でユーザーを煩わせないようにします。
ユーザーが探しているものをすぐに見つけられるよう、スクロールしなくても見える範囲に重要なコンテンツを表示します。
ランディング ページの読み込み時間を短縮する広告がクリックされたら、パソコンでもモバイル端末でも、すぐにランディング ページが読み込まれるようにします。
ランディング ページを Accelerated Mobile Page(AMP)にすることを検討してください。
サイトを高速にするモバイルサイトの読み込み速度をテストして、改善する方法をご確認ください。サイトをテスト
効果的なモバイルサイトを作成する方法に関するガイドをご覧ください。https://support.google.com/google-ads/answer/2404197?hl=ja
品質スコアは広告ランクの算出に利用されるのか?
品質スコアは、広告オークションにおける競争力の総合的な推定値となるため、オークション時の広告ランクの算出には使用されません。
https://support.google.com/google-ads/answer/156066#QSvAR
こちらは非常に誤解されやすく難しい内容になります。品質スコアは広告ランクの算出に使われませんが、品質スコアを上げることによって掲載順位は費用を抑えて順位があがりやすくなります。
簡単に説明しますと、品質スコアは指標なので数値自体は広告ランクに影響しませんが、品質スコアをあげる為に工夫した内容は広告ランクに関係するということになります。品質スコアの数値は参考と考えればOKです。
広告ランクの場合は、クエリやユーザーの状況(端末の種類、言語設定、地域、時刻、検索語句の性質、ページに表示される他の広告や検索結果、その他のユーザー シグナルや属性など)といったリアルタイムの指標を考慮して、推定クリック率や広告の関連性、ランディング ページの利便性がより正確に計算されます。https://support.google.com/google-ads/answer/7050591
広告は品質スコアの中身である推定クリック率や広告の関連性、ランディングページの利便性がリアルタイム、正確に計算されているということです。
広告の関連性(広告品質)をあげる方法
▼テーマを絞り込んだ広告グループを作成する
1つのテーマやグループに絞りましょう。
▼キーワードを慎重に選択する
広告グループとリンク先ページのテーマに直接関係する、具体的なキーワードを設定。
▼広告テキストにキーワードを含める
キーワードで「SEO」を入れたければ、広告テキストにも「SEO」を含める。
▼特長を際立たせたわかりやすい広告を作成する
他社と比較して優れた点を記載しましょう。
▼行動を促す具体的な表現を使用する
行動を促すキーワードを入れる。「購入」「予約」など。
▼複数の広告をテストする
複数の広告を用意することで良い結果のでている広告を優先的にだせます。
▼キャンペーンの掲載結果を定期的に確認する
掲載結果を確認することで調整がききます。
https://support.google.com/google-ads/answer/2404196
Google公式参考URL
▼Google広告を運用するうえで最重要となる項目
https://support.google.com/google-ads/answer/156066#QSvAR
https://support.google.com/google-ads/answer/140351?hl=ja
https://support.google.com/google-ads/answer/2404196
まとめ-品質スコアとは?品質スコアをあげるベストな方法
以上が品質スコアをあげる方法になります。省略してしまった部分がありますので、後日広告の関連性をあげる方法について詳しくご説明したいと思います。