絶対にやってはいけないSEO対策7選

絶対にやってはいけないSEO対策7選

SEO対策の中にはやってはいけない施策が存在することをご存知でしょうか?そもそも知っていればもちろんそんな対策をするはずがないですが、知らぬ間に検索エンジンが嫌う行為をしている場合もありますので、現在のサイトでそういった悪い施策をしていないか確認するためにも是非ご覧ください。

やってはいけないSEO対策の中には過去のSEO施策で効果があったものも含まれますので、過去のSEOを知る意味でも記事をご覧いただければと思います。

やってはいけないSEO対策その1 -隠しテキストと隠しリンク

 

SEOに携わる人であれば隠しテキストと隠しリンクについてはご存知かと思いますが、ユーザーに見えない形でテキストやリンクを貼る行為のことになります。

ではなぜ、ユーザーに見えない形で隠しテキストや隠しリンクを記載していたのでしょうか?それは、昔の検索エンジンは今ほど賢くなかったので、記事内にキーワードが多く含まれているだけでユーザーが検索した際に特定のキーワードで上位表示されていたのです。

そのせいで、上位表示させたいキーワードがあれば、ページの下側に同じキーワードをとにかく羅列しているページが多く存在していました。もちろん意味をなさないキーワードの羅列なのでユーザーにとっては価値がないのでテキストを隠して見えないようにし、検索エンジンに対してだけ最適化していたのです。

過去のSEO対策の中で最も悪質で最も意味のない行為のひとつになります。現在行えばすぐにペナルティを食らうことになるでしょう。

隠しテキスト、隠しリンクでのSEO対策は次のような方法で行われていました。

・背景が白、テキストも白で見えなくする。

・画像の裏側にテキストを記載して見えなくする。

・フォントのサイズを0にする

・テキストが表示画面外に飛ばす

上記のような方法で隠しテキストが使用されていましたので、こういった行為はしないようにしましょう。

やってはいけないSEO対策その2 -キーワードの乱用

文脈に合った適切なキーワードではなく、ランキング操作を目的としたキーワードを乱用することはしてはいけません。隠しテキストと同様に特定のキーワードがサイト内に大量にいれるだけで順位があがった時代はとうに終わっています。しかし、ページ内に対策キーワードをいれることは重要です。(On page SEO)というのも、検索エンジンにそのコンテンツが何について書かれているかを正確に伝えるためには特定のキーワードが含まれている必要があります。例えば、まわりくどい比喩ばかりを使った記事の場合、人の目からしてもわかりにくいですし、また検索エンジン側からしても理解しにくくなってしまいます。

また、ひとつの疑問に対してひとつの答えを提示するためには記事の上部、中部、下部の内

容に一貫性がある必要があります。キーワードを軸に記事を書くことでユーザーにとって一貫性のある情報を提供することができるので、質の良い記事に仕上げることが可能になります。

キーワードを意識しなくとも、記事内でひとつのテーマに絞って書いていれば自然と特定のキーワードの出現率が多くなっているはずですが、キーワードを埋め込むという意識は記事の質をあげるためにも大事になってきます。あくまで対策キーワードを埋め込むon page SEOはユーザーファーストのために行うということになります。

※意味の通らない、人間の目でわかりにくくなってしまうキーワードの乱用は絶対にNG。

やってはいけないSEO対策その3 –クローキング-

クローキングという用語はSEOに触れたことのない人の場合馴染みがない用語かと思います。普通に記事を書いてWeb集客をしている場合は特別気にしなくてもいいですが、Googleが嫌う、Googleを騙す行為の一例として覚えていただければと思います。

クローキングとは簡単に言うと、人間が見るサイトとグーグルが見るサイトを変えることをいいます。クローキングがどういったように使われるかをわかりやすく極端な例で説明すると、Googleには最高の質のサイトを見せることで上位表示させ、人間が見るサイトには、人の情報を盗みだすように設定。

Googleにはサイトが人の目でどう見えているかを騙すことなくしっかりと伝える必要があります。ユーザーに提供をしている内容を、グーグルは詳しく把握したいと思っていますから、いかに正しくGoogleに情報を提供できるかが重要です。そのために少し技術的な話をすると、構造化データという記載を用いることでグーグルに内容をしっかりと伝えることが可能です。「グーグルはユーザーに提供している情報を正しく理解したい」この考え方は他の施策にも役立つので覚えておいていただければと思います。

やってはいけないSEO対策その4 –コンテンツの自動生成-

プログラムによって生成されたコンテンツのことをコンテンツの自動生成といいます。

なぜ自動的に生成されたコンテンツが駄目なのかと言うと、その文章にはオリジナル性がない為です。Googleは検索に対して質のいい情報をユーザーに提供(かえす)することで検索エンジンサービスがなりたっています。プログラムの生成したサイトが乱立してしまえばユーザーに価値ある情報を提供できなくなってしまうのでコンテンツの自動生成をガイドライン違反としているのです。

・検索キーワードを含んでいるが、文章としては意味をなさないテキスト

・自動化されたツールで翻訳されたテキストが人間によるチェックや編集を経ず公開されたもの

・マルコフ連鎖などの自動処理によって生成されたテキスト

・自動化された類義語生成や難読化の手法を使用して生成されたテキスト

・Atom/RSS フィードや検索結果からの無断複製によって生成されたテキスト

・複数のウェブページからのコンテンツを、十分な付加価値を加えることなくつなぎ合わせたり組み合わせたりしたもの

一昔前のSEO施策ではキーワードを入れるだけで結果がでていたので、文章の前後がおかしい意味の通らないサイトであっても上位表示が可能でした。

また、外部施策の為に7~10年前の一部ではありますが、単語と単語をつなぎあわせたワードサラダ(支離滅裂な文章)でサテライトサイトを作るSEO業者も存在しました。

少し専門的な話になりますが、現在でも長く運営しているサイトの被リンクをAhrefsなどの第三者ツールで調査するとこういったワードサラダで作成したサテライトサイトをときどき発見することができます。自動生成で作成された粗悪なサイトからのリンクが残っていると順位の上位表示に影響がでてきてしまいますので、発見した場合即刻削除依頼をするか否認申請をするようにしましょう。

やってはいけないSEO対策その5 –リンクプログラム-

リンクプログラムとは何かを簡単に説明すると、Googleの順位を操作するために不正なやり方でリンクを貼る(貼ってもらう)ことを指します。検索エンジンで上位表示するためには外部要因として、様々なサイトからリンクを獲得する必要があるのですが、順位をあげるために、自分自身で外部のサイトを作成しリンクを貼る行為は、Googleを欺く行為として禁止されています。

お金でリンクを購入する行為や、被リンク獲得のために無料リンク集に登録する(Yomi-searchなど)行為などがリンクプログラムに該当します。

ですので、むやみに無料のブックマークサイト、ディレクトリサイト、無料リンク集に登録することはおすすめしません。外部リンクによって順位を操作しようとするサイトはペンギンアップデートというアルゴリズムの変更によって順位が低下、無効化するようになりました。ペンギンアップデートの取り締まりが厳しかった時期は多くのウェブマスターに手動でのペナルティの連絡が届いていました。

アクセスアップ、SEOに効果的と宣伝している無料リンク集には登録しないほうが無難です。

やってはいけないSEO対策その6 –悪意のある動作を伴うページの作成-

悪意のある動作を伴うページの作成とはページのコンテンツを予想外の形で操作する行為のことや、ユーザーに勝手にデータをダウンロードさせることを指します。ユーザーが意図していない動きをするページと覚えていただければと思います。

具体的には次のようなものが挙げられます。

・ユーザーが特定のボタンをクリックしようとしたら別の部分をクリックしたようにする。

・不要なポップアップ広告

・ダウンロードと同時に必要のないソフトまでダウンロードさせる。

・ウイルスをダウンロードさせる。

・ブラウザのホームページ設定を勝手に変更

やってはいけないSEO対策その7 –有料リンク-

お金を払ってリンクを貼ってもらうことを有料リンクといいます。一例として、有料リンクは大手のディレクトリサイトなどで現在も行われています。昔と比べてだいぶ数は減っており、Yahoo!JAPANの提供していたYahoo!カテゴリもお金を払ってディレクトリに登録するものでしたがついに閉鎖いたしました。ディレクトリサイト自体もう価値のないものとなってきています。検索エンジンが普及する前はDMOZというディレクトリサイトが信頼のおける情報源でありましたが、こちらのディレクトリサイトも閉鎖しております。

まとめ-絶対にやってはいけないSEO対策7選

絶対にやってはいけないSEO対策7選になります。おそらく上記に挙げたほとんどは皆さん行ってはいないと思いますが、なぜGoogleはこういった事を禁止しているのだろうかということを考えることで、Googleが求めている、目指すべきサイトが見えてくるはずです。SEOにおいて一番大切なのはユーザー目線で騙すことなくサイトを育てていくことになります。

春田智彦

これまでに100社を超えるSEO施策、またコンテンツマーケティングに携わっている。 ▼Webマーケティング保有資格 SEO検定1級 Googleアナリティクス個人認定資格 その他Google公認資格多数保持 ▼過去の著書 【初心者でも出来るSEO対策決定版10選】(Amazon売れ筋オンラインマーケティング部門2位獲得) 【マンガで学ぶSEO対策必勝マニュアル】 ▼WEBマーケティングの講師としても活動 受講はコチラから ※空き時間でレッスンを行っている為受け付けられない場合があります。

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