Google広告を運用代行する際に重要な予算消化ですが、当たり前のように決められた予算内での配信が求められているかと思います。
そこで、予算の残高を確認してみると”請求とお支払い”の”クレジット残高”と管理画面上の費用(消化費用)が一致していないという不可思議なことは起こったことはないでしょうか?
今回はキャンペーンで費用を確認した際に、クレジット残高と金額が合わない原因についてご説明いたします。クライアントに説明が必要になることもあるかと思いますので是非ご覧ください。
※2019年4月以降は消費税が導入されていますので、数字は合わなくなっています。過去にGoogle広告を行っていたが、最近再開された方は驚かれたかと思います。
Google広告のクレジット残高と費用が合わない事もある
10万円が予算だとして、管理画面上の費用(消化費用)が9万円となっているのにアカウントと支払い設定から確認するクレジット残高が残り1万円になっておらず、残り1万2千円になっているなど金額が合わないことがあります。
基本的には消化費用とクレジット残高が合うのが普通ですが、さまざまな原因で差異がでることがあります。
予算超過分が2倍を超えたことが原因
キャンペーンで設定している一日の予算が2倍を超えてしまった場合にキャンペーンから確認できる費用は2倍を超えた費用が記載されますが、実際に請求される額は2倍までに抑えられます。
ですので、キャンペーンから確認できる費用は¥103,000となっていても、実際請求される額(請求とお支払いから確認できる)は¥100,000となり差異が生まれる場合があります。
1 日の費用が 1 日の予算の 2 倍を超えることもありますが、実際の請求額は 1 日の予算の 2 倍までに留まります。たとえば、1 日の予算が 1,000 円で、ある日の合計費用が 2,300 円になった場合、実際に請求される額は 1 日あたり 2,000 円のみで、残りの 300 円は超過分のクレジットとして返金されます(料金の履歴でご確認いただけます)。https://support.google.com/google-ads/answer/2375423?hl=ja
上記の記載に料金の履歴で確認できると書かれていますが、実際には超過分の300円の返金ではなく引き落とし額で2000円でストップされていることもあります。
超過した分のデータはどうなる?
上記でも説明しましたが、超過した分の費用データは管理画面上では実際の予算よりも多い金額で結果が表示されます。
無効なクリックが原因
不正なソフトウェアによるクリックや、操作ミスによる多重クリックは無効なクリックとして請求されません。
自動的に検出された分は請求とお支払いには反映されませんが、自動検出で検出されずに後程確認がとれた場合には”無効な操作””調整額”として、返金されます。
無効なクリックの数は管理画面上から確認することができます。
https://support.google.com/google-ads/answer/42995?hl=ja
無効なクリックがあったか確認する方法
キャンペーンの表示項目をクリック⇒表示項目の変更をクリック
掲載結果の無効なクリックにチェックして適用
無効なクリックがあった場合は赤枠の中に無効なクリック数が記載されます。
一番考えられる原因は消費税
2019年4月よりGoogle広告は消費税が課されるようになりました。ですので、今まで費用が合っていたのに、2019年4月以降合わなくなった場合は消費税が原因であると言えます。
まとめ-【Google広告】消化費用と実際の請求額が異なる!残高と費用に差異が起こることも
今回は残高と費用が合わないことも起こり得る事を説明いたしました。消費税を加味しても全く金額が合わない場合は、無効なクリックなどを疑いましょう。