リンク否認ツールというGoogleがだしているツールをご存知でしょうか?SEOには三大要素となる外部要因、内部要因、コンテンツ要因がありますが、被リンク獲得の為に以前SEO業者から購入したサイトは現在では否認の対象となります。どういう事なのかを簡単に説明しますと、自社サイトと関連している権威性のある良質なリンクを獲得すると上位表示に働き、低品質で粗悪なサイトからのリンクは順位低下の原因となる恐れがあります。その阻害リンクをGoogleに報告をして、順位低下となるパワーを受けなくするためのツールになります。お金で購入したサイトは順位操作の為のリンクプログラムとみなされGoogleのガイドライン違反となります。
リンク否認ツールの使い方
下記にログインします。
https://www.google.com/webmasters/tools/disavow-links-main?pli=1
サイトが開いたら、①URLを選択②リンクの否認をクリック。
①リンクの否認をクリック②ファイルを選択でutf8で作成されたテキストをアップロード③完了をクリック。
ここで注意しなければならないのが、utf8コード且つ.txtで作られたテキストデータでなければなりません。
リンク否認のためのテキストデータの作り方
リンク否認ツールでアップロードするテキストデータの作り方を説明します。
メモ帳を開き、ドメイン全体で否認したい場合はドメインの頭にdomain;をつけます。
URLの1ページを否認したい場合はURLを記載します。
名前をつけて保存⇒文字コードをUTF-8で保存⇒完成
以上が否認ツールでアップロードする為のデータとなります。注意しなければならないのが、もし否認すべきサイトが新たに発生した場合は以前の否認データに追加する形にしてください。新規分の否認サイトのみアップロードしてしまった場合は過去データが消えてしまいます。
否認すべき被リンクを確認する方法
否認ツールを利用するためにどんな被リンクが貼られているかを確認する方法にはいくつかありますが代表的なものに下記があります。
①サーチコンソールを利用
②Ahrefsを利用
③Screaming flogを利用
以上の3つの方法です。
①のサーチコンソールを利用する場合、被リンクのデータを確か10万か100万までしか落とせなかった気がします。
②のAhrefsで被リンクのデータを落とす場合、プランによって落とせるデータ量が決まってしまいます。
今回は無料で使えるサーチコンソールを利用した被リンクデータの落とし方をご説明します。
被リンクを調査・精査 被リンクデータの落とす方法
サーチコンソールへログインし、検索トラフィックのサイトへのリンクをクリック⇒リンク数の最も多いリンクの詳細をクリック
最新のリンクをダウンロードするをクリック。
以上の手順でサーチコンソールから被リンクを確認することができます。
否認すべきサイトを実例を交えてご紹介
では、どういったリンクを否認すべきなのでしょうか?実例を交えて否認すべきリンクについてご説明します。
リンクプログラム 実例1
上記のページは支離滅裂な文章で構成されているGoogle検索品質ガイドラインでいう最低品質のサイトとなります。そして、記事の下に対策キーワードでアンカーテキストを貼っています。
海外からの謎のリンク 実例2
関連性のないサイトからのリンクであり、且つ登録していないディレクトリサイト、海外からのリンクということで否認対象となります。関連性があり質の高いサイトからのリンクは上位表示に働きます。海外のリンクであっても評価しうるサイトであった場合は否認をする必要はありません。こういったディレクトリサイトや無料リンク集は過去のSEO対策で被リンク獲得を目的として利用されていた背景があり、現在では登録しないほうが無難です。
相互リンクを使ってリンク獲得をメインにしている 実例3
昔は被リンクを獲得しSEOで上位表示させる為に相互にリンクを貼り合うということがよくありました。赤枠の中にもSEOに最適な相互リンク集という記載があります。相互リンクがサイトの大半となっているサイトもリンクプログラムとして否認の対象になります。
多量のアフィリエイト広告 実例4
アフィリエイト広告自体は悪いことではないのですが、ユーザーに価値を与える以前に自身の儲けの為しか考えていない低品質なサイトは否認の対象となります。Googleはユーザーに価値を与えるサイトを求めているのです。
過去にSEO業者からサテライトを購入してペナルティを食らっている。
過去に大量のサテライトリンクを購入してそのままにしている場合は自動ペナルティを食らっている可能性が高いでしょう。また、現在評価されていたとしても5年先、10年先を考えると長期的にSEO観点から大きなマイナスとなるので、業者から購入したサテライトサイトは削除するようにしましょう。それができない場合は否認ツールの使用をおすすめします。ブラックハットSEOではなく完全にホワイトハットな施策をしていくことが5年先10年先も評価され続けるサイトとなると考えております。 もし、過去の施策が原因で現在もペナルティを食らっている場合はご相談いただければと思います。
リンク否認ツールは現在でも重要!
SEO界隈でちらほらと、リンク否認はする必要がない。Googleが自動で判断してくれるという誤った声が稀にありますが、実際あらゆるサイトで現在でも第三者によって貼られた阻害リンクによって順位が低下している例がでています。下記はGoogle否認ツールからの抜粋になります。
管理担当外の品質の低いリンクによってサイトのランキングが落ちていると思われる場合は、サイトの審査時にこれらのリンクを考慮に入れないよう Google にリクエストできます。なお、お客様のサイトへの不自然なリンクは、お手数ですがお客様ご自身で削除してくださいますようお願いいたします。リンクを否認する以外の対応が必要になることもあります。
逆SEOとしてライバル会社に粗悪なリンクを貼る行為などもすることができるので、もし阻害リンクや急激な順位低下がみられたらまずは被リンクを確認することをおすすめします。
阻害リンクは簡単に生成できてしまう ※悪用厳禁
被リンクを簡単に生成できてしまうツールが現在でも存在します。昔はそれをアクセスアップの為に使っていたのですが、現在ではそれを利用して簡単に阻害リンクを生成することができる為、順位を落としたいライバル企業に使用することがないとは限りません。もし、こういったツールを見つけても利用しないことです。SEOに効果的と記載されていても、自動で生成できてしまう被リンクは悪影響しかないので使わないのが無難です。
否認ツールは高度な技術が必要
否認ツールは誤って使用してしまうと、逆に順位を下げてしまう原因となります。本来Googleから評価されているリンクを否認していると良いパワーがなくなってしまう為です。
過去に大手企業様を中心に100社以上の阻害リンク出し、否認申請、否認申請の指導に携わってきましたが、マイナスに働く可能性もあるため現在でも精査は慎重に行っております。
下記は否認ツールからの抜粋となります。
これは高度な機能なので、慎重に使用する必要があります。使い方を間違えると、Google 検索結果でのサイトのパフォーマンスに悪影響が及ぶ可能性があります。ご自分のサイトに対して、スパム行為のあるリンク、人為的リンク、品質が低いリンクが数多くあり、それが問題を引き起こしていると確信した場合にのみ、サイトへのリンクを否認することをおすすめします。
まとめ-リンク否認ツールとは?使い方と否認すべきサイトを実例で紹介
以上が、リンク否認ツールの使い方と、否認すべきサイトの実例となります。否認すべきサイトとしてだした実例はごく一部となりますので、より詳しい情報や否認をしたいという場合は是非ご相談ください。